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美術館に行きたい5「文化学園服飾博物館」

世界の手仕事が見られる博物館の第5回目。

知る人ぞ知る、ファッション好きや手芸ファンには見逃せない美術館。

 

 

文化学園服飾博物館

東京都渋谷区代々木3-22-7

museum.bunka.ac.jp

※休館日は日曜・祝日です。要注意!

 

新宿駅から徒歩10分くらいでしょうか。文化学園内にあって、平日の開館中は誰でも入場できます。

 

この博物館の特徴は、日本では数少ない「服飾専門」博物館ということ。

年に4回程度企画展も開催されており、一年中、何度でも通いたくなる博物館なのです。

ちなみに、博物館としては1979年に開館されていますから、それなりに歴史もありますよ。

 

専門博物館であり、母体が文化学園ということもあって、服飾関係のコレクションは相当数で、世界中の服飾、染織品に及んでおり、現在も収集を続けています。

 

日本のものとしては、能装束や武家の衣裳の他、近代の宮廷服などが知られており、中でも実際の皇族の方々(天皇・皇后両陛下も)が着用された衣裳なども含まれています。他に、正倉院などの名物裂も。

 

さらに特筆すべきはヨーロッパの衣裳。18世紀のロココ時代から20世紀にかけてのドレスを多数所蔵しており、華やかな宮廷文化やアールヌーボーの衣裳、20世紀のオートクチュールまで揃えています。

 

他にも、中国や朝鮮をはじめとする各地の民族衣装や装飾品など、挙げれば切りがありません。

 

とにかく、多くのコレクション有していますので、全てを一堂に展観するわけにはいかず、定期的に企画展として展示替えをしているのです。

 

現在は「どうしてなんだか似ている服」展が開催中(もうすぐ終了!2025年6月21日まで)

地理的には離れているが、共通点が見られる、約30カ国の衣服を集めた展覧会。興味深いです。

 

また、次回展は「戦後80年企画 衣服が語る戦争」だそうです。

 

 

ぜひ、何度でも足を運んでください。

 

 

文化学園服飾博物館『世界の民族衣装図鑑』

 

文化学園服飾博物館のコレクションの中から、世界69カ国の民族衣装を約500点で楽しめる名著。

『世界のビーズ図鑑』もオススメ。

 

 

 

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