今日はサンジョルディの日ですね。
日本ではイマイチ有名になりきれない海外イベントデーですが、「本を贈ろう」の日です。
ということで、本日は手芸徒然エッセイ。
古い本だけど、愛しの手芸書たちを紹介したいと思います。
『赤毛のアンの手作り絵本』全3巻
1980年に鎌倉書房から出版され、鎌倉書房がなくなったあとの1995年に白泉社から再出版されました。
もちろん、いずれもすでに絶版で入手困難(高い)。
子どもの頃、アンの世界に憧れませんでしたか?
筆者はアンの影響でパッチワークやポプリ作りをした少女時代の思い出があります。
そんな筆者にとって、この本はまさに夢の本。アンの世界の手芸や料理が紹介されている美しい本なのです。
鎌倉書房は大好きな出版社だったので、なくなったときはショックでしたが、それでも、白泉社から新しくこの本が出たときはうれしかったですね~。まだ手芸書の出版社にいた時代でしたから、興奮したのを覚えています。
世の中には同類がたくさんいるんだな~っとね。
持っているだけで、うれしい本なのです。もし、再版されたら、また買ってしまうでしょう。保存用に(笑)。
それともう一つ。
『世界手芸紀行』日本ヴォーグ社
サブタイトルは、「アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中米の手仕事をつなげる日本人女性たち」です。
2017年に発行されたのですが、2023年に新装版として復刊され、同時に第2弾も発売されました。
この本は、老舗の編みもの雑誌『毛糸だま』の連載記事。
タイトルどおり、世界中の手工芸を、現地で活躍する日本人女性を紹介しつつ、美しい写真の数々で各地の作品を掲載。その土地の歴史や文化に触れることができ、パラパラとめくるだけでも楽しいし、読んでも読み応え十分です。
この本をたどって旅したい、世界中の手工芸に触れたい!という強い願望がありますが、グアテマラやセネガルなど、ちょっと素人が観光に行くには難しいところも紹介されており、現実的には将来、自分が行くのは無理。
普通に、ヨーロッパの観光地とかで工房を訪ねられたらラッキーぐらいですよね。
それでも、この本を見る旅に夢が膨らむ。
同じような趣味を持っている、しかも語学堪能な友人が2~3人いたら、ぜひチャレンジしたいものです(女の2人旅はけんかになる)。
・・・まだまだたくさん、好きな本がありますが、今回はこの2冊で!
手芸本だけで、大きな本棚2竿では収まりきらないくらいありますからね。これからも機会を見て、書きたいと思います。