綺麗に作ろう、ストレスなく手芸したい、と思うなら、道具は大切です。最近はありがたいことに、安価な道具類もたくさん見かけますが、やっぱり、値段の差は使い勝手の差だと思って間違いない。例えば、針なんてどれも同じと思っている人がいるなら、大違いですよ。定評あるメーカーの梁をつ買ってみてほしいものです。
ということで、日本にも信頼できるメーカーさんがいくつかありますが、その中でも手芸道具なら筆頭格というのがクロバー(Clover)。なんでも、今年2025年で創立100周年だそうです。縫い針やボタン、裁縫用具の卸しから始まって、現在では実に様々な手芸用具やキットなどを販売しています。こんぼメーカーの発明!的な手芸道具もいろいろありますよね。早く欲しかった~と新製品が出る度に思ってしまうものも多いです。
さて、そんなクロバーの新製品。
Clover「ビーズ刺し子テンプレート」
プラスチックのプレートに等間隔の穴が開いているだけのもの。この穴にチャコペンで布に等間隔の印(ドット)を入れれば、簡単に綺麗なビーズ刺し子ができるという訳ですね。
シンプルな道具だけど便利!
等間隔で、ゆがみのなく刺すことが、単純でいて難しいのが刺し子。逆に言えば、これができれば、刺し方そのものは簡単ですからね。
ビーズ刺し子用として販売されましたが、普通に他の刺しゅうにも利用できますね。等間隔にびっしりとドットを入れる必要はなくても、フリーステッチでちょこちょこっと刺したい時のガイドラインになりますよね。今まで定規でちょこっと印を入れたりしていましたが、これは活躍しそう。5mmの等間隔なら、簡単なクロスステッチのような、カウント刺しゅう(布目を数えて刺すので、織り目がはっきりしている専用の刺しゅう布を使うのが通常)をいろいろな布で手軽にできそうだし。
・・・ビーズ刺し子に話を戻して。
初めてさんのための本も一緒にご紹介しておきましょう。
基本がしっかり学べます。
ブティック社『はじめてのビーズ刺し子』
今月発売の新刊もあります。
米永真由美『ビーズ刺し子のステッチアイデア 基本の刺し方、ビーズと刺繍糸の組み合わせ方サンプル集』
ビーズ刺し子というと、がま口やポーチのような小物づくりが多いようですが、一番オススメしたいのは、市販の洋服に刺すことです。そういう点では2冊目の本はステッチのバリエーションが豊富で便利。
例えば、シンプルなTシャツやブラウスの襟や袖口にちょこっと刺したり、スカートの裾もいいですね。幅広のリボンにさして、バレッタを作るのもいいと思います。
・・・もし、着物を着る方なら、半襟とかもいいですね。
刺しゅうは初めてさんにはちょっとハードルが高いかもしれませんが、このプレートを使ってのビーズ刺し子なら、ハードルがぐぐっと下がるはず。
ぜひ、チャレンジしてみてください。