手芸はやるのも楽しいけど、見るのも楽しい。
世界の民族による工芸や、近現代のファッション、伝統工芸の技術の粋など、手しごとの楽しさを見ることができる美術館が世界中にあります。
第1回として、まずはここから。
しかし、ココは凄い。文化人類学・民俗学の研究所として世界唯一、世界最大級の博物館機能と大学院教育機能を持っているんです。
そして、本テーマの「手芸」ですが、こちらも民俗学の範疇として、世界中の民族衣装や手しごと、それを作る道具類などが、古い時代のものから、近現代のものまで、展示されています。それはつまり、世界中の刺しゅうや編みもの、レース、織物が展示されているということ。見応えありますよ!
世界中ということで、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアと世界を網羅していますが、なかでも圧倒的にアジア圏が充実。他民族国家である中国エリアでは、漢民族以外の、例えば高地などの華やかな刺しゅうの民俗の衣装などが展示されていますし、他にも朝鮮半島や、東南アジア、西アジア、日本など、充実しています。
開館時間は10~17時。70万冊にも及ぶという、文化人類学・民族学専門の図書館も誰でも利用できます。さらに館内にはミュージアムショップやレストランもありますので、好きな人なら1日でも楽しめるでしょう。
要注意なのは休館日が水曜日ということ。逆に言えば、月曜日で行ける博物館・美術館がないなぁと言う場合でも、ココは行けるということになりますね。
何度でも行きたくなる博物館です。
追記:
どーでもいいことだけど、豆知識。国立博物館には略称(愛称)があります。国立民俗博物館は民博(みんぱく)、東京国立博物館は東博(とーはく)、京都国立博物館は京博(きょうはく)、国立科学博物館は科博(かはく)など。「とーはく」とか言うと、通っぽいかな?
追記2:
民族衣装のリカちゃん。勉強になって、カワイイです。
激推し!
『かわいいかぎ針編み リカちゃんが着る 世界の民族衣装』日本ヴォーグ社