思わず目をひいたクロスステッチのキットです。
日本の老舗メーカー・オリムパスが昨夏(2024年)に発売した、比較的新しいキットですね。
オリムパス ART GALLERY ミニフレームコレクション
有名絵画ばかり6点。
クリムト『接吻』、モネ『日傘をさす女』、フェルメール『牛乳を注ぐ女』、ルノワール『ピアノによる少女たち』、ゴッホ『ひまわり』『夜のカフェテラス』
日本人が好きな有名絵画6点をセレクトしたシリーズと言えるでしょう。・・・なぜかゴッホだけ2点。
写真で見ると難しそうに見えますが、これは初心者~中級者向け。まったくの初めてさんには厳しいかもしれませんが、すでに2~3点くらい経験があれば、チャレンジできると思います(もちろん、個人差はあります)。
というのも、16.8×11.8cmというミニフレームサイズながら、刺しゅう布が13カウント(註)で、そんなに細かくないから。全面に刺しこむこと、そして色数が多いことがあるので、初めてさんには厳しいかもと描きましたが、そもそもクロスステッチは初心者にもやさしい刺しゅう。一目一目丁寧にやることが好きな方なら、初心者でも大丈夫だと思います。
この13カウントの刺しゅう布というセレクトが、このキットの魅力かもしれませんね。もっと細かく、より精緻な刺しゅうにせず、わざと粗めにして、モザイクのように名画を表現しています。原画がはっきり認識でき、でも、ちょっとデフォルメされているようで、インテリアにぴったり。フレームをついていますので、すぐに飾ることができます。
初~中級者向けと描きましたが、もちろん、上級者がやっても楽しいはず。上級者ならたぶん、2~3日程度でできるので、気分転換にぴったりですね。
ちなみにですが、オリムパスには他に世界の名画シリーズ「アートギャラリー」があります。こちらは大判の作品で、中上級者向けです。
刺しゅうって、クロスステッチって、本当に楽しい!
ついつい買ってしまったキットはためこむ前に、すぐ仕上げてしまいましょう!!
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註:13カウントのとは、1インチあたり13マス(もしくは織り糸)があるという意味。日本ではインチが使われませんので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、刺しゅう布では基本的な表記です。センチに換算すると、13カウントは1cmあたり5.2目です。